AIでキャラクターの三面図を作る方法|手順とプロンプト
キャラクターを動画やマンガに使うなら、まず作りたいのが三面図です。AIでキャラクターの三面図を作る方法なら、絵が描けなくても正面イラスト1枚から側面・背面まで一気に揃えられます。ここでは、狙い通りの三面図を出すプロンプトの型、キャラクターシートへの発展、そして高確率で起きる「崩れ」の直し方までを、実際の手順に沿ってまとめました。
手描きなら数時間かかる作業を、指示文の工夫で数分に短縮できます。コツさえ押さえれば、同じキャラを何体でも量産できるようになります。
そもそも三面図とは何か
三面図(キャラクターシート/モデルシート)は、1人のキャラクターを正面・側面・背面など複数の角度から並べた設計図です。アニメや映画の現場では、作画のブレを防ぐ基準として必ず用意されます。
AI制作でも役割は同じです。三面図があると、後から別のシーンやポーズを作るときに「このキャラはこういう顔・体型・服」という参照元になり、AIキャラクターの一貫性を保つ方法がぐっと楽になります。詳しくはモデルシートの考え方も参考になります。
三面図には主に2つの作り方があります。テキストだけでゼロから生成する方法と、既存の正面イラストをAIに読み込ませて側面・背面を推定させる方法です。後者のほうが「同じキャラ」を保ちやすく、失敗も少なくおすすめです。
AIで三面図を作る基本の4ステップ
まずは全体の流れをつかみましょう。使うツールが画像生成AIでもチャット型でも、考え方は共通です。
- 元画像を用意する:全身・衣装・顔立ちがはっきり分かる正面イラストを1枚。写真からAIキャラクターを作成する方法で作った画像でも構いません。
- 三面図を指示する:正面・側面・背面を横一列に並べ、身長・頭身を揃えるよう指定します(プロンプトは次章)。
- 生成して確認する:3体の身長がそろっているか、同一人物に見えるかをチェックします。
- 崩れを直す:ずれた箇所だけをピンポイントで修正指示します。
ゼロから作るより、まずAIキャラクターの立ち絵を作る方法で正面を固め、それを元に三面図へ展開するのが失敗しにくい順番です。
コピペで使える三面図プロンプト
三面図プロンプトは、次の4要素を必ず入れると安定します。「並び順」「同じ身長・頭身」「棒立ちのポーズ」「白背景」です。
元画像を添付できるツールなら、こう指示します。
このキャラクターの三面図を作成してください。正面・側面・背面の順に横一列で並べ、3体とも同じ身長・同じ頭身にそろえてください。ポーズは直立の棒立ち、腕は体の横に自然に下ろします。背景は白、全身がフレームに収まるようにしてください。
英語タグで指定する画像生成AIの場合は、冒頭に character sheet, reference sheet, turnaround, front view, side view, back view, full body, T-pose, neutral grey background, flat lighting を置くと構図が安定します。ネガティブ側には「見切れ」「比率崩れ」を入れておきましょう。
AIは三面図にすると絵を簡略化しがちなので、元画像に忠実に、服の柄や小物も省略しないでくださいの一文を足すと再現度が上がります。プロンプト設計そのものはAI動画生成のプロンプトのコツの原則がそのまま応用できます。
キャラクターシートへ発展させる
三面図が固まったら、同じキャラで表情差分やポーズ集を足すと、実制作で使える「キャラクターシート」になります。動画やマンガの現場ではこれがあるだけで作業効率が段違いです。
- 表情差分:喜怒哀楽や困り顔などをグリッド状に並べる指示を追加します。
- ポーズ集:走る・座る・手を振るなど、よく使う動きをまとめます。
- 服装・髪型のバリエーション:シーンに応じた着替えパターン。
設計項目を体系立てて決めたいなら、AIキャラクターの設定の作り方で名前・性格・世界観まで固めておくと、生成のブレがさらに減ります。キャラクター設計の基礎はキャラクターデザインの解説も一読の価値があります。
三面図が崩れたときの直し方
AIの三面図は一発で完璧にはなりません。よくある崩れと、その修正指示を症状別に紹介します。ポイントは、直したい箇所だけを指定し、最後にそれ以外は変更しないでくださいを必ず添えることです。
- 身長・頭身がバラバラ:「3体の頭の高さと足元のラインをそろえてください」と基準線を意識させます。
- 側面や背面が別人に見える:「正面と同じ顔立ち・髪型・体型を維持してください」と元画像を再添付します。
- 服の柄や色が変わった:「衣装のデザインと色を正面と完全に一致させてください」。
- 顔が簡略化された:「顔のディテールを元画像と同じ精度で描いてください」。
それでも直らない場合は、正面・側面・背面を1枚ずつ個別に生成し、あとで横に並べる方法に切り替えると安定します。角度が固定できないときはAIキャラクターのポーズを変える方法の考え方も役立ちます。
三面図を動画キャラとして動かす
三面図はゴールではなく出発点です。整ったキャラクターシートがあれば、そのまま動画の主役として動かせます。
Scriptlyは、チャットでAIディレクターに話しかけるだけで、キャラクターの設計から絵コンテ、シーンごとの動画生成、ナレーションや字幕付きの完成映像まで一気通貫で作れるブラウザ型のAI動画スタジオです。作った三面図を参照キャラとして登録すれば、複数シーンでも同じ顔・同じ衣装を保ったまま短編作品に仕上げられます。
キャラクターの三面図を作ったら、次は動かしてみましょう。Scriptlyを開いて、あなたのキャラで最初の一本を作ってみてください。チャットに話しかけるだけで、設計図が動く映像に変わります。
FAQ
AIでキャラクターの三面図を作るのに絵の技術は必要ですか?
不要です。正面イラスト1枚とプロンプト(指示文)があれば、AIが側面・背面を推定して生成します。元画像がなくてもテキストだけでゼロから作ることも可能ですが、同じキャラを保ちたいなら正面画像を用意するのがおすすめです。
三面図がうまく揃わないときはどうすればいいですか?
「3体とも同じ身長・同じ頭身」「棒立ち」「白背景」を明示し、修正時は直したい箇所だけを指定して最後に『それ以外は変更しないでください』を添えます。それでも崩れる場合は正面・側面・背面を個別に生成して並べる方法が安定します。
三面図とキャラクターシートは何が違いますか?
三面図は正面・側面・背面など複数角度で並べた設計図で、キャラクターシートはそこに表情差分やポーズ集、服装バリエーションなどを加えた総合的な資料です。三面図はキャラクターシートの中核パーツと考えると分かりやすいです。
三面図を作ると何が便利になりますか?
後から別のシーンやポーズ、表情を作るときの参照元になり、キャラクターの一貫性を保ちやすくなります。動画やマンガで同じキャラを何度も登場させる場合に、顔や体型のブレを防げます。
作った三面図はそのまま動画に使えますか?
はい。Scriptlyのようなチャット型のAI動画スタジオに参照キャラとして登録すれば、複数シーンで同じ見た目を保ったまま動かせます。三面図があるほど一貫性が高まります。