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絵コンテの秒数の書き方|尺の計算とカット秒数の決め方

Sep 18, 2026

絵コンテの秒数の書き方でつまずくのは、絵が描けないからではありません。1カットに何秒を割り当てるか、その基準を持っていないからです。逆に言えば、秒数の考え方さえ分かれば、棒人間の絵コンテでも動画の設計図として立派に機能します。

この記事では、秒数の表記ルール、尺の計算、カットごとの秒数の決め方、そして合計尺の出し方までを順番に解説します。絵コンテ全体の流れをまず押さえたい人は、絵コンテの作り方から読むと理解が早くなります。

絵コンテの秒数はどこに書くのか

絵コンテ用紙には、カットの絵を描く枠の横に「秒数」や「SEC.」と書かれた欄があります。ここに、そのカットが画面に映る長さを記入します。カット番号・絵・セリフ/ナレーション・秒数、この4点がそろって初めて絵コンテとして読める状態になります。

秒数欄は「なんとなく」で埋めるものではありません。ここに入る数字の合計が、そのまま完成動画の長さになります。だからこそ、仮の数字でもいいので必ず入れておくことが大切です。欄の意味や他の記号とあわせて確認したい場合は、絵コンテの記号一覧も参考になります。

秒数の書き方は「秒+コマ」が基本

アニメや映画の絵コンテでは、秒数を「秒+コマ」で表記します。たとえば「3+12」と書いてあれば、3秒と12コマという意味です。

コマとはフレームのことで、アニメや映画は基本的に1秒=24コマ(24fps)で作られます。フレームレートの考え方はフレームレート(Wikipedia)にまとまっています。

つまり「1+12」は次のように計算できます。

  • 1秒 × 24コマ = 24コマ
  • 24コマ + 12コマ = 合計36コマ

Web動画やSNS向けであれば、ここまで細かくコマ単位で刻む必要はありません。「3秒」「5秒」と秒単位で書くだけでも十分に設計図として成立します。制作媒体に合わせて、必要な粒度を選びましょう。

カット秒数の決め方と目安

1カットの秒数を決めるときは、まず基準の長さを持っておくと迷いません。実写・Web動画の現場では、1カット=3〜5秒を基本の目安に置くのが一般的です。

  • 短いカット(1〜2秒):テンポを上げたい、情報を素早く見せたい場面
  • 標準カット(3〜5秒):状況説明やセリフの入る大半のカット
  • 長いカット(6秒以上):感情を見せる、余韻を残す、じっくり見せたい場面

ひとつのカットが長すぎると、動きが乏しいときに映像が止まって見えてしまいます。逆に短すぎると内容が読み取れません。まずは3秒を基準にして、必要に応じて前後に調整するのがコツです。

セリフやナレーションがあるカットは、実際に声に出して読む「音読確認」が効きます。原稿を自然な速さで読み、かかった時間をそのまま秒数にすれば、後の編集で尺が合わないという事故を防げます。この決め方は、動画広告の絵コンテの作り方のように尺が厳密に決まっている案件でも特に役立ちます。

絵コンテのタイムの書き方と尺の計算

各カットに秒数を入れ終えたら、それらを合計して全体の尺を出します。この合計が「タイム(尺)」で、絵コンテ用紙の欄外やページ末に記入します。

手順はシンプルです。

  • 各カットの秒数をすべて足す
  • 用紙1枚ごとの合計を欄外に書く
  • 全ページを合わせて総尺を出す

コマ単位で管理している場合は、いったんすべてコマに直して足し、最後に24で割って秒に戻すと計算がずれません。たとえば「2+12」と「1+18」なら、60コマ+42コマ=102コマ、102÷24=約4.25秒となります。

重要なのは、絵コンテを描き始める前に「この動画は何秒で終わるべきか」を先に言い切っておくことです。ゴールの尺を決めてからカットに秒数を割り振れば、合計が目標尺に近づき、あとから大幅に削る手間がなくなります。テンプレートで欄をそろえておくと集計も楽になるので、無料の絵コンテテンプレートを使うのもおすすめです。

秒数でよくある失敗と回避のコツ

初心者がやりがちな失敗は、絵を描くことに集中して秒数を後回しにすることです。秒数が空欄のままだと、いざ動画にしたときに尺がバラバラになります。仮の数字で構わないので、描いたそばから入れていきましょう。

もうひとつは、全カットを同じ長さで並べてしまうことです。すべて3秒で刻むと、単調でリズムのない映像になります。見せ場は長く、つなぎは短く、とメリハリをつけると印象が変わります。

アニメ向けの細かい秒数・コマ管理をもっと深めたい人は、アニメの絵コンテの描き方もあわせて読むと理解が立体的になります。絵コンテそのものの成り立ちは絵コンテ(Wikipedia)でも確認できます。

秒数感を確かめながら絵コンテを動画にする

秒数は、頭で考えるより実際に動く映像で確かめたほうが早く身につきます。Scriptlyなら、チャットでAIディレクターに指示するだけで、シーンごとに短いAI動画クリップを生成し、テイクを選びながら組み立てられます。

キャラクターや場所を一貫させたまま、ナレーションや字幕、音楽までつけて1本の動画に仕上げられるので、絵コンテで決めた秒数がそのまま映像になったときのテンポを確認できます。頭の中の尺を、実際の秒数として体感してみてください。

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FAQ

絵コンテの「3+12」という秒数はどういう意味ですか?

3秒と12コマ(フレーム)という意味です。アニメや映画は1秒=24コマで作られるため、3+12は3秒+12コマ、合計で84コマの長さになります。Web動画では秒単位だけでも十分です。

1カットの秒数はどれくらいが目安ですか?

実写やWeb動画では1カット3〜5秒が基本の目安です。テンポを上げたい場面は1〜2秒、感情や余韻を見せたい場面は6秒以上と、内容に合わせて調整します。

絵コンテの尺(合計秒数)はどう計算しますか?

各カットの秒数をすべて足すだけです。コマ単位で管理している場合は、全部コマに直して足し、最後に24で割って秒に戻すと正確です。用紙ごとの合計とページ末の総尺を記入します。

秒数の決め方が分かりません。何から始めればいいですか?

まず完成動画の目標尺を先に決め、そこから各カットに割り振ります。セリフやナレーションがあるカットは実際に音読して、かかった時間をそのまま秒数にすると精度が上がります。

絵が描けなくても秒数は書けますか?

書けます。棒人間や四角の構図メモでも、カットごとに秒数を入れておけば動画の設計図として機能します。秒数と流れさえ決まっていれば、絵の完成度は二の次です。

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