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字コンテとは?書き方・絵コンテとの違いを解説

Sep 20, 2026

字コンテとは?文字だけで作る映像の設計図

字コンテとは、映像の内容を絵ではなく文字だけで書き起こした設計図のことです。読み方は「じコンテ」。カットの尺、画面に映るもの、セリフやナレーション、テロップ、BGMなどを表にまとめ、動画が完成する前に「どんな映像になるか」を関係者全員で共有するために使います。

最大の特徴は、絵を描くスキルがまったく要らないこと。企画の初期段階でアイデアの流れを固めたいとき、字コンテなら文章を打ち込むだけなので数十分で形になります。だからこそ、動画制作を始めたばかりの人や、まず構成だけ先に決めたいチームの強い味方になります。

この記事では、字コンテの意味から絵コンテとの違い、書くべき項目、具体的な書き方の手順、そして無料テンプレートの作り方までを順番に解説します。

字コンテの意味とメリット

そもそもコンテ(コンティニュイティ)とは、撮影や編集の「連続性」を示す指示書のこと。その中で字コンテは、いちばん手軽で速いフォーマットにあたります。

字コンテを使うメリットは主に3つあります。

  • 速い:絵を描かないので、思いついた構成をそのまま文章化できる。修正も打ち直すだけ。
  • 誰でも書ける:画力ゼロでもOK。ディレクター以外の企画担当や営業でも作れる。
  • 共有しやすい:テキストなのでメールやチャットに貼るだけで伝わり、コメントも付けやすい。

一方で弱点もあります。文字だけでは構図やカメラの位置といった「絵の情報」が伝わりにくいこと。人物の立ち位置やアングルまで細かく決めたい撮影では、この後で絵コンテに描き起こす前提で使うのが賢い進め方です。

字コンテと絵コンテの違い

「字コンテ 絵コンテ 違い」で迷う人はとても多いですが、答えはシンプルです。伝える手段が文字か絵か、それだけの差です。

  • 字コンテ:カメラワークや動作、セリフを文字で記述する。速く作れるが、構図は伝わりにくい。
  • 絵コンテ:各カットをイラストで描く。構図やアングルが一目で伝わるが、描く手間がかかる。

実務では対立するものではなく、役割分担で使い分けます。企画会議で全体の流れを固めるのが字コンテ、撮影現場で画角や世界観を共有するのが絵コンテ、というイメージです。多くの現場では字コンテで骨組みを作ってから、必要なカットだけ絵コンテに起こします。

この使い分けをもっと詳しく知りたい人は、ストーリーボードと絵コンテの違いの記事もあわせて読むと整理できます。ちなみに、字コンテ・絵コンテのさらに先にある「動画に近い試作」がVコンテです。文字→絵→動画と、精度を上げていく流れで覚えておくと迷いません。

字コンテに書く5つの項目

字コンテは自由に書いてよいものですが、最低限そろえたい項目が決まっています。表計算ソフトで列を作り、1行=1カットで埋めていくのが基本です。

  • カット番号:上から順に番号を振り、修正や打ち合わせのときに指し示しやすくする。
  • 尺(秒数):そのカットが何秒か。合計が動画全体の長さになる。尺の決め方は絵コンテの秒数の書き方が参考になります。
  • 映像内容:画面に何が映り、どう動くか。「ロング/アップ」などのサイズやカメラの動きもここに書く。
  • セリフ・ナレーション:実際に話す言葉をそのまま原稿として記載する。
  • テロップ・音:画面に出す文字、BGMや効果音のイメージを添える。

この5項目がそろえば、読んだ人が頭の中で映像を再生できます。逆に「映像内容」が『いい感じに』のような曖昧な言葉だと伝わりません。主語・動作・画面サイズを具体的に書くのがコツです。

字コンテの書き方|5ステップ

実際に手を動かす手順を、初心者向けに5ステップで紹介します。

  • 1. ゴールと尺を決める:誰に何を伝える動画か、全体は何秒かを先に固める。ここがぶれると後が崩れます。
  • 2. 構成を大きく分ける:導入・本編・締めなど、話の流れをブロックで区切る。
  • 3. カットに割る:各ブロックを、1つの画面=1カットに分解して番号を振る。
  • 4. 5項目を埋める:カットごとに映像内容・セリフ・尺・テロップ・音を書き込む。
  • 5. 声に出して読み返す:ナレーションを実際に読み、尺の感覚と流れが自然かを確認して微調整する。

ポイントは、最初から完璧を狙わないこと。まず全カットをざっと埋めてから、通しで読んで直す方が速く仕上がります。書き方の考え方は絵コンテの作り方とほぼ共通なので、あわせて読むと理解が深まります。

字コンテのテンプレートと作り方のコツ

字コンテは、ExcelやスプレッドシートやWord、パワーポイントで簡単に自作できます。上の5項目を列見出しにして表を作り、1行ずつカットを足していくだけ。まずは自分専用のひな形を1つ用意しておくと、次回から埋めるだけで済みます。

配布されている無料フォーマットを使いたい場合は、絵コンテのテンプレート(無料)から用途に合うものを選び、イラスト欄を「映像内容」の文章欄に置き換えれば字コンテとして流用できます。

テンプレートを使うときのコツは次の通りです。

  • 尺の列は必ず入れ、合計が自動で出る式を入れておく。
  • 映像内容の欄には、ショット)のサイズ(ロング・ミドル・アップ)を必ず添える。
  • 一度作った字コンテは使い回さず、案件ごとに複製して育てる。

コンテの歴史的な背景や本来の役割を知りたい人は、絵コンテ(Wikipedia)も一読の価値があります。

字コンテから、そのまま映像へ

字コンテの弱点は「文字だと完成イメージが湧きにくい」ことでした。ここを一気に飛び越えられるのが、チャットでAIに指示して映像を作るScriptlyです。

Scriptlyなら、字コンテに書いたセリフや映像内容の文章をそのままAIディレクターに伝えるだけで、キャラクターや背景の設計、シーンごとの絵作り、動画クリップの生成、ナレーションや字幕・音楽まで一気通貫で進みます。字コンテで固めた構成を、絵コンテを描かずにいきなり動く映像で確認できるわけです。

「文字で書いた構成が、実際にどう動くのか早く見たい」——そんなときは、Scriptlyで字コンテを映像にしてみるところから始めてみてください。頭の中の設計図が、そのまま短編になります。

FAQ

字コンテとは何ですか?

字コンテとは、映像の内容を絵ではなく文字だけで書き起こした設計図のことです。カットの尺、映像内容、セリフ、テロップ、BGMなどを表にまとめ、動画の完成前に構成を共有するために使います。絵を描くスキルが不要で、短時間で作れるのが特徴です。

字コンテと絵コンテの違いは何ですか?

違いは伝える手段だけです。字コンテは文字で構成を示し、絵コンテはイラストで各カットを描きます。字コンテは速く作れて共有しやすい反面、構図が伝わりにくく、絵コンテは描く手間がかかる代わりに画角が一目で分かります。企画は字コンテ、撮影は絵コンテと使い分けるのが一般的です。

字コンテには何を書けばいいですか?

基本の項目は、カット番号・尺(秒数)・映像内容・セリフやナレーション・テロップや音の5つです。表計算ソフトで列を作り、1行につき1カットで埋めていきます。映像内容には画面サイズやカメラの動きも書き添えると、読んだ人が映像を思い浮かべやすくなります。

字コンテのテンプレートはどう作りますか?

ExcelやGoogleスプレッドシート、Word、パワーポイントで、5つの項目を列見出しにした表を作れば自作できます。無料の絵コンテテンプレートを流用し、イラスト欄を映像内容の文章欄に置き換える方法も手軽です。尺の合計が自動計算される式を入れておくと便利です。

絵が描けなくても字コンテは作れますか?

はい、字コンテは文字だけで作るため画力は一切不要です。むしろ絵が描けない人のための手段でもあります。構成を文章で固めたあと、動く映像で確認したい場合は、チャットで指示して映像化できるAIツールを使うと、絵コンテを描かずに完成イメージを確かめられます。

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